学校と親
20代 小河です。
日中、日差しが暖かくなってきましたね。皆様お変わりありませんか?
私は、ここ数日季節の変わり目にはお約束の、扁桃腺で寝込んでました。
いつもなら熱も出ずのどの痛みだけで終わるのですが、今回二日間熱で苦しみまし
た。それがたかが37.6度くらいなのに、ハーハ―、フーフー言って、我ながら情
けないったら。年をとったということでしょうか、気が緩んでいる証拠でしょうか。
若かったのか、責任感からか、子供達が小さいころは、39度近い熱でも、寝込むこ
とはありませんでした。おそらく両方でしょうね、今回は週末で、仕事も家庭教師も
お休みでしたから。ただ、年とともに、頑張れなくなるのは確かなのでしょうね。そ
ういえば、、、と思い出したことがあります。私が小学校の5年生の時、めったに病
気をしない父が風邪をひき、熱を出して寝込んだことがありました。学校から帰って
様子を見に行くと、う〜ん、う〜んとうなり声。びっくりしてどんなに悪いのかと心
配する私に母が、「38度も出てへんのにあれや。ほんま普段偉そうにしとっても、
男いうもんは熱や痛いのんに弱い弱い。」と言ったことがおかしくて、それ以来父は
熱に弱いと思い込んできました。でも考えてみると、その時既に父は56歳、本当に
身の置き所がないくらいだるくてしんどかったのでしょう。あの時笑って馬鹿にして
悪かったなぁと思ったことです。しかしながら、こと痛みに関しては、男性より女性
の方が辛抱強いと思うのですが、皆さん思い当たることがおありでは?
今日は、学校と親との関係や、親の姿勢についてです。
子供を学校にやるということは、我が子を自分の手から他者に委ねるということで
す。何も考えず、全て学校にお任せというのでも別に構わないと思います。しかし、
私は、学校のやり方に納得がいかないことがあると、状況を見ながらも何とかしたい
と思いましたし、子育ては親が責任を持つべきと考えるので、親の考えや価値観を優
先したい時はそうしてきました。ただそれは、学校と対決するのではなく、対話する
ことでうまく折り合いをつけられたような気がしています。都会では珍しくないけれ
ど、この辺ではかわった親であった、意見を言う親の私がやってきたあれこれを書い
てみます。
私は非常識な親でした。幼稚園にはいつも遅刻すれすれで、皆さんから重役出勤と
言われてました。夫はそのころ朝8時過ぎに出勤、夜11時過ぎに帰宅という毎日
で、パパは子供に、子供はパパに会いたいといえば夜型の生活にするほかありませ
ん。私は子供の生活習慣を守ることより、親子の触れあいを優先したのです。毎日寝
るのが12時近くでは朝が遅くなります。で、いくら幼稚園の方からもう少し早く登園
してと言われても、9時に連れて行くのが精一杯だったのです。そのせいでモンテッ
ソ―リの朝のお仕事は、あまりさせてあげられなかったけれど、いまもパパ大好きの
子供達と、子供達とじゃれあって喜んでいる夫を見ると、7時には寝かせるという方
達からはいろいろ言われたけど、まっ良かったかなと思っているのです。幼稚園の方
は、担任の先生に事情を話して理解を求めましたが、理解というよりは、仕方ないと
あきらめられていたんだと思います。
上の子が小学校にあがっても、私は私を通させてもらいました。まずゴールデンウ
イークに、パパの休みに合わせて何日か学校を休ませました。年に数度しかないチャ
ンスに、年老いた両親達に、孫や私達自身の顔を見せるのが、最大の親孝行だと思っ
ていたので、学校より帰省を優先したのです。学校がどうでもいいから休んでいいの
ではなく、優先順位の問題でしたから、担任の先生への連絡帳に、連休の谷間は全て
休むことと、その理由をきちんと書いて、理解を求めました。下の子の時は、病気で
もないのに学校を休むことに抵抗があったようなので、おじいちゃんやおばあちゃん
に会いに行くことは、普通の遊びに行くのと違うし、こそこそ隠れてではなく、堂々
と行っていいんだということと、先生にもちゃんと話してあるからと言って、田舎に
連れて行きました。こうして祖父母のもとに行くことを大切にしてきた結果、高2の
娘も中3の息子も、長い休みというと行きたがり、親がだめな時は、小学校の高学年
からは一人ででも行って、できるだけ長く過ごして来ます。私の実家と夫の家と半分
ずつ行き、ゴロゴロしてるだけなのだけれど、同じ空間で過ごすだけでいいようなの
です。
夏休み、今度はラジオ体操です。行かせるにはいつもより早く起きなければなりま
せん。横浜にいた時はテープに録音して、8時からとかにやっていました。マンショ
ンには夜遅くまで働く人達がいて、配慮したためです。この辺ではまだ6時半からで
した。その頃の夫は、夜中の2時帰宅なんて日もある状態でした。6時に子供達を起
こして、ただでさえ浅い夏の睡眠の邪魔をすることは危険だと思いました。ぎりぎり
まで寝ているパパとは夜しか遊べませんから、夏休みはさらに夜更かしになっていく
ので、ラジオ体操は無理と判断しました。うちは行かないと決めると、二人には、
「自分でそっと起きて行ける時は行きなさい。パパを起こしたくないし、ママも起き
られないから、起こさないよ。」と話してきかせました。両方とも担任の先生には連
絡帳で理由を説明し、親の考えを通させてもらいたいとお願いしました。先生は親が
独自の考えを持つことはいいことだし、はっきりと意思表示してくれる方がいいとま
でおっしゃってくださって、ありがたかったです。夏休み明けに、ラジオ体操カード
の提出が求められるのですが、結局こっちでは6年間で1,2度ずつしか行かずじま
いです。かえって田舎の早起きの祖父母と行った方が多かったのです。
私も夫も決して学校をないがしろにしていたわけではないのです。最終的に我が子
に責任を持つのは親なのだから、親の意思が優先されることがあってもいいと考えて
いました。だから、親が必要と思えば、学校を休ませもしました。けれども、ピアノ
があるからといって運動会や遠足を休ませたりとかは、考えたこともありませんでし
た。優先順位は常識的だったと思っています。
ただ、子供って、本当に時々甘えたくなって家にいたがる時があるんですね。嫌な
ことがあってというのと違って、ただ甘えたかったり、ちょっと疲れている時。そん
な時は休ませました。ただし、具合が悪くて休むんだから、外へ出ちゃダメ、漫画ダ
メ、ゲームダメ、テレビダメ、な〜んにもいいことなし。すると次の日はさっさと登
校するもんです。
息子が中2の秋、陸上部の仲間と4人で、トレーニングと称して、甲府まで往復2
00キロのツーリングを計画した時、私の判断でオーケーしました。歩道もないよう
な国道を走って行くので、内心、心配で心配で、、、、、。でも私のやったことは、
自転車のメンテナンス、マスクやヘルメットの調達にお金を出すこと、携帯を持たせ
るというもの。50分走って10分休み、2時間おきに連絡を入れるからと自分達で
決め、予定の半分の時間で目的地に着かない時は、無理せずそこから引き返すという
約束で、朝6時に出発して行きました。そして、道々いろんな人と触れ合い、道に迷
うというアクシデントを乗り越え、約束通り無事帰ってきました。ところが、帰って
から担任や学年主任から、親も子も叱られてしまいました。無断でこんなことをし
て、何かあったらどうするという話です。責任が取れないと言われました。校区外へ
友達同士で行ってはいけないという校則違反と言われましたが、その校則には、健全
な目的で行く場合は家人の許しを得るとも書いてあります。息子は、「これは健全な
目的だし、親の許可もとったし、ヘルメットもずっとかぶってた。校則違反はしてな
いのに。」と不満そうでした。他のクラスの先生の中には、「昔ならよくやったと褒
められたけどなぁ、立場上今褒められんなぁ。」という方もいたし、娘の担任だった
先生は、「ちいせぇなぁ、俺なら次は一緒に連れてけって言うのに。」と。親はどう
だったかというと、「凄いことやったなぁ。」と褒めてくださる方、「何かあったら
学校に迷惑がかかるでしょ。」と批判的な方、やはりいろいろでした。私は行かせて
良かったと思っています。何事もなかったからそう思えるのかもしれません。だけ
ど、やってみればと言った時から、自分で責任を持とうと思っていました。学校へ責
任を押し付ける気はありません。常にそう思っているので、学校の方針より親の考え
優先が私の姿勢です。問題は、それをあまりストレートに学校や子供に見せるのはど
うかという点です。小さい時こそ、ママやパパがこう考えるからと押し付けもしまし
たが、高学年になると、「学校はああだけど、パパやママはこう考えるの。どう思う
?」と子供の考えも聞きながら、先生の立場を説明して理解を示しつつも、じわじわ
と親の考えをすり込んで、説得することにしています。その結果、うちの子供達は、
先生がこう言ったからと親の言葉を拒絶することなく、親がこう言ったからと先生に
逆らうこともなく、私は、俺はこう考えると言います。ただ、それが限りなく私の考
えに近いだけです。
先生とは、よく話した方が、それが反対意見であっても、いい関係が作れたと感じ
ています。噛み付いたりせず、自分の考えを一生懸命話しました。受け入れてもらえ
ないこともありましたが、飲み会とかには顔を出して、校長先生や教頭先生とも話し
こみました。クラスや学年の違う先生と話すこともおもしろかったです。学校特有の
やり方、考え方を嫌だなと思うこともありましたが、その背景を知ると、見え方も
違ってきます。結局、私は子育てを、たとえ学校であっても人任せにしないというの
を今も貫いています。
| 左のボタンで前のページに戻ります。 |